
CONCEPT
純度100%の生楽器で奏でる交響詩
JACKET
DETAIL
イントロ | 物静かに進軍する様を描く。
ラヴェルリスペクトの、小鳥のさえずりみたいなピッコロが鳴ると 木管楽器達の重奏が始まり、徐々に盛り上がりを見せていく。 トランペットのファンファーレを迎え、そのままAメロへ |
Aメロ | クラシカル味とポピュラー味を混ぜたような和声で
勇ましく進む様子を描く。 合いの手みたいにトランペットのファンファーレを鳴らすの好き。 裏コードからのドミナント、そのまま終止せずBメロへ。 ここは勢いで書いたのでこの和声的解釈が合ってるかは私もわからない。 |
Bメロ | 木管楽器達とホルン3本の掛け合いパート。
突き進んでいる様子を俯瞰的に眺めているイメージ。 その後トランペットを迎え、イントロ最後のファンファーレを発展させて そのままサビへ。 |
サビ | イントロ以来の主旋律の出現。これがやりたかった。
王者の帰還って感じが出て個人的に大好きな展開。 Bメロで掛け合いしてた木管楽器とホルンが主旋律を一緒に奏で、一体感を出す。 トランペットはやっぱりバックコーラス的な使い方の方が良い気がしてきた。 |
アウトロ | 四度堆積。ハチャトゥリアンの交響曲3番リスペクト。
あちらの曲はトランペット18本とかいう規格外の編成だが 本曲はチューバ1本トロンボーン3本トランペット3本なので 演奏はしやすい方の部類。だと思う そのまま勇ましくパッと終止。 |
STORY
こんな音ゲー曲、過去にあっただろうか、多分無いと断言していい。
100%生楽器で構成されたPopping Nekochanで味を占めた私は、 クラシック全振りのカッコいい感じの曲を作ろうと思い、着手。 インプットしてきた無数の曲達から着想を得て、苦難の末に完成。 基本的に私は作曲で苦しまないタイプなんですが、この曲は結構苦戦しました。 あまり目立たないんですが、木管楽器の重奏は特に苦戦しました。 また、クラシック音楽に合うような打楽器パートの打ち込みは、 電子音楽と異なる点が多く、己の信じる道を突き進む感じがありました。 やりたい放題、惜しみなく趣味炸裂できたので本当に楽しかったです。 私の勉強不足もあり、目立ってはいませんが詰め切れなかった部位が実はあります。 ただ、現状の私が持つ技術を全てぶつけられたので悔いはありません。今後の伸びしろということで。 またこの曲、イントロとサビ以外で目立った主旋律を鳴らしていません。 クラシック音楽あるあるの展開ではありますが、旋律があるはずの音域が空にならないよう 如何に楽器達を掛け合いさせるかも、工夫した点です。 …DETAIL項に貼ったリスペクト曲、ハチャトゥリアンの交響曲3番について折角なんで書かせて? この曲との出会いは、私が小学五年生の時でした。 当時、モーツァルトやベートーベンあたりの有名どころしか実家のコンポで流れてなかったんですね。 これは間違いなく、「とりあえずクラシック音楽の王道から踏み外すな」という両親の思惑でしょう。 しかしちょうどそのころ、偶然私がハチャトゥリアンのピアノ小作品を弾くことになり、 それを聞いた父が得意げにハチャトゥリアンのCDを複数枚持って来たんですね。(何故?) 当然私もそれに興味を示して、擦り減るくらい聞き込んだわけですが、 そのCDに入っていたのがあの曲。破天荒なパイプオルガンのトッカータに加え、 上述の通り18本のトランペットによる四度堆積の狂暴なファンファーレに度肝を抜かしたものです。 (ちなみに、そのファンファーレはこのリンク(3:57~)から聴けます。) 「なんだこれは」と衝撃を受け、実家のコンポの前で約30分間固まっていたのは懐かしい思い出です。 この音源、私も持っていますが、数ある音源の中で間違いなく最強かつ最恐の音源でしょう。 是非聞いてみてください。 さて、そんな若い頃に外れ値も良いところの強烈な作品に出会ってしまった、わたくし相生あおは。 そこから、ショスタコーヴィチ、ラヴェル、ドビュッシーと順調に近現代の作曲家の作品にハマっていき 見事王道から足を踏み外してしまい、今に至ります。 なお王道の和声は大学入学後に先輩から教わりました。逆だわ普通。 ちなみに母には面白がられ、父には呆れられながらも、 帰省した時とかはショスタコーヴィチ談義で私と盛り上がります。ウケる。 すみません、ちょっと本筋から離れすぎたのでこの辺りでこの話は終わりにします。 Lemonadegrenadeに話を戻します。 この曲は5拍子、BPMは5/4拍子換算で280。かなり破天荒です。 3作品を通し、思ったより5拍子が身に馴染んでしまったので、これからも書く機会があるかもしれません。 ちなみにこの曲名、私が冷凍庫でラムネ瓶を破裂させてしまった話に由来します(※偶発事故です)。 あれは2017年の話ですが、"冷凍庫 ラムネ"とかでググれば2022年現在の今でもフツーにヒットします、はあ。 でもそれを知れば、ジャケットへの理解がきっと深まることでしょう。 ここで、ジャケットを担当してくださったいもねぎさんからお話を頂きましたので そちらを紹介させていただき結ぼうと思います。 担いでるライフルは「モシン・ナガン」というソ連だかロシアだかで作られたやつです。 引き金を引くと弾が出るらしいですよ。コ ワ いですねえ。 コ ワ いなぁ… |
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曲と旅、猫とPC、甘い物と生ハム、天体観測とマイクラが好き。
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